幼稚園型認定こども園の移行について
帯広ひまわり幼稚園/帯広第2ひまわり幼稚園
園長 佐藤 みゆき
ひまわり幼稚園・第2ひまわり幼稚園では、平成28年度より幼稚園型認定こども園に移行する予定で計画を進めています。 「幼稚園型認定こども園ってなに?」と思われる保護者の皆様に、内容のご説明をさせていただきます。
認定こども園とは
認定こども園とは、内閣府が進めている教育システムの事を示します。
幼児期の子どもに関する機関は、大きく分けて幼稚園と保育園に分けられます。
幼稚園は文部科学省所管になり、保育園は厚生労働省の所管になります。
幼児期の子どもに関わる所管の違いから様々な問題があるところから、「同じ子どもに関する省を一つに!」という理由と働く母親が増えている事から、
「全ての子どもに教育や保育を受けられるように!」という理由から、幼稚園、保育園の壁を越えて教育や保育を受けられる教育システムです。
そこで、ひまわり幼稚園・第2ひまわり幼稚園は幼稚園型認定こども園を選択しました。
幼稚園型認定こども園ですので、教育環境や教育システムは今までとまったく変わりなく進めていきます。
通園している子どもたちも今までどおりのクラス編成です。すでに、幼稚園の中では、終日働くママさんや、日常の都合から預り保育を行なっていますが、
今までどおり預り保育も、夕方までのお預かりをしていきます。
1番多く変化するのは、保育料設定です。
今までは収入にかかわらず一律の保育料設定でしたが、平成28年度からは、各ご家庭の収入により保育料の設定が決まります。詳しくは幼稚園にご確認ください。
今のところ保育料単価は今までの保育料より若干安く設定されています。( 第5階層のみ若干上がります)。 また、第1子が小学校3年生までいらっしゃるご家庭で幼稚園に通園する場合は、第2子は保育料半額、第3子は無料の減税処置がなされます。(幼稚園時間の1号認定のみ)
また、バス代、給食費は今までの半額程度になる予定です。また、預かり保育料も単価が下がります。
また、母親が就労しているか、していないかに関わらず通園する事が出来ます。 それは、月単位で就労条件や事情により保育料を変える事が出来るシステムになります。 今、問題になっている育児休暇では、現在は育児休暇に入る場合、上のお子さんは保育園を退園する事が条件となっています。 しかし、認定こども園の場合は、育児休暇に入るとき、幼稚園時間希望に申請をしなおす事が出来ます。 したがって、育児休暇において、上のお子さんは引き続き同じ園で教育を受ける事が出来る事になります。
条件 | 区分 |
---|---|
幼稚園時間の教育を受ける場合 | 1号認定 |
夕方まで毎日教育と保育を受ける場合(3歳以上) | 2号認定 |
夕方まで毎日教育と保育を受ける場合(3歳未満) | 3号認定 |
※3号認定につきましては、平成28年度においてひまわり幼稚園のみで行います。
以上が、ひまわり幼稚園・第2ひまわり幼稚園で幼稚園認定こども園に移行する理由です。
母親が一人で子育てに頑張り続ける事ではなく、社会で子育ての中の家庭を応援し、
子どもを伸びやかに育てていけるよう、「こども子育て新システム」を活用しながら、ひまわり幼稚園で教育と保育を進めていきます。
詳しい事や、お尋ねになりたい事は職員に声をかけてください。
階層区分 | 利用者負担額 | |
---|---|---|
第1階層 | 生活保護世帯 | 0 |
第2階層 | 市町村民税非課税世帯 | 2,300 |
第3階層 | 市町村民税所得課税世帯 割77,100円以下 | 13,600 |
第4階層 | 市町村民税所得課税世帯 割211,200円以下 | 17,400 |
第5階層 | 市町村民税所得課税世帯 割211,201円以上 | 21,800 |
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